
超古くて(ボロくて)あきらかに常連しか入れなそうな呑み屋って、どの町にもありますよね。店の前を通るたびに「どうして潰れないんだろう」と考えながらも、一方で店内からはしゃがれた笑い声が聞こえくる。私はそんな呑み屋を好みます。今回は、新井薬師前にあるそんなお店のハナシ。
新井薬師近辺では、よくカミさんと酒を飲んでいます。その帰り道で前々から気になっていた店に凸入してみることに。
ここ

どうやらビー玉という店名のよう。一見すると、普通の居酒屋に見えなくもないです。ただ、電動の車イスで店に来ている客がいるあたり、地元感というか哀愁感があります。
店内はカウンターのみで10席もないくらい。おそらく1回だけ改装しているのであろう、思ったより普通の衛生レベル。この手の店では標準的なおばちゃんが切り盛りしています。
料理はほぼ300円?と異常にリーズナブル。安すぎて怖いくらい。この日はすでにホロ酔いだったので、刺身だけいただくことに。うん、普通。お酒はけっこう濃いですね。おばちゃんが「ウチの酒、濃いでしょ~ゲラゲラ」って豪語するだけはあります。ですが、まだまだ上はありますよ…。
お客さんのほとんどは常連です。そりゃそうです、電動車イスで来るくらいですしおすし。
良い意味で予想ガイだったのですが、1点だけ気になる個所が。ウーロン杯のたぐいをもらうと、グラスの中に必ず青いプラスチックっぽい「何か」が混入しているということ。「氷をつくる機械のなにかか」「いや、この店独自のなにかか」と、カミさんと顔を合わせながらハナシしましたが、そういう無粋な質問はやめようと結論。
いいのです、このくらいミステリーなほうが。と、納得させて店を出るころには、酔いが醒め始めているというミステリーゾーン「ビー玉」でした。
みなさんの町にも、こんな居酒屋ありませんか?

(追伸)新井薬師でレベル90の店は「れいちゃん」かなと思います。
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